亡くなったご先祖様が帰ってくるお盆に詠んだ詩《 死ぬということ 》

 
《 死 》という詩
 
*
 
 
《 死ぬということ 》
 
死ぬということ
寿命があるということ
いつかは訪れるということ
突然訪れるものでもあること
 
死ぬということ
心臓が止まるということ
身体が冷たくなるということ
目を閉じるということ
灰になるということ
お墓に入るということ
自然に還ること
 
死んだということ
それは
手を握り看取ること
故人の生前を語ること
お手を合わせ追悼すること
そして
あなたの記憶に残ること
 
死んだということ
逝くということ
地獄か天国にゆくということ
あの世の待ち人に会えるということ
お盆に帰る仏壇があるということ
先祖として魂は残るということ
あなたの居場所はずっとあること
 
死ぬということ
それは
怖れ
悔い
諦め
を受け入れ
引き継ぐということ
そして
大切なものに気づくこと
ありがとうと言うこと
 
これから死ぬということ
いま生きているということ
死がある だから 生は輝く
 
あなたの胸の鼓動
いのちということ
 

 

*

 

今日2017/09/05は旧暦で沖縄はお盆ということにちなんで、
逆の「死」について思いを馳せながら、
最近気になっている詩というものを下手っぴながら詠んでみました。
 
縁起が悪いと通常言われている「四」で編んだ、400字40行。
 
さっき祖父母の家で時間を余したのでやってみたが、
情感まだ足らず何だか即物的でやっぱり偉人は凄いなと。
 
ひ孫やご先祖さんも集った親戚一同を傍目に、
人の命を見つめるいい機会だなと思いました。
また来年にでも見返してみます。
 
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- お盆の時の沖縄の仏壇

 

 

*これを詠む動機づけになったもの:

 

・「死」の美しき表現を追求する、世界一の長者アーティスト ダミアン・ハースト

jian92fs.hatenablog.com

 

・享年24歳ポエトリーラップの天才、不可思議/Wonderboy の「生きる」

www.youtube.com