亡くなったご先祖様が帰ってくるお盆に詠んだ詩《 死ぬということ 》
《 死 》という詩
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《 死ぬということ 》死ぬということ寿命があるということいつかは訪れるということ突然訪れるものでもあること死ぬということ心臓が止まるということ身体が冷たくなるということ目を閉じるということ灰になるということお墓に入るということ自然に還ること死んだということそれは手を握り看取ること故人の生前を語ることお手を合わせ追悼することそしてあなたの記憶に残ること死んだということ逝くということ地獄か天国にゆくということあの世の待ち人に会えるということお盆に帰る仏壇があるということ先祖として魂は残るということあなたの居場所はずっとあること死ぬということそれは怖れ悔い諦めを受け入れ引き継ぐということそして大切なものに気づくことありがとうと言うことこれから死ぬということいま生きているということ死がある だから 生は輝くあなたの胸の鼓動いのちということ
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今日2017/09/05は旧暦で沖縄はお盆ということにちなんで、
谷川俊太郎さんの詩《 生きる 》 をオマージュし、
逆の「死」について思いを馳せながら、
最近気になっている詩というものを下手っぴながら詠んでみました。
縁起が悪いと通常言われている「四」で編んだ、400字40行。
さっき祖父母の家で時間を余したのでやってみたが、
情感まだ足らず何だか即物的でやっぱり偉人は凄いなと。
ひ孫やご先祖さんも集った親戚一同を傍目に、
人の命を見つめるいい機会だなと思いました。
また来年にでも見返してみます。
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- お盆の時の沖縄の仏壇
*これを詠む動機づけになったもの:
・「死」の美しき表現を追求する、世界一の長者アーティスト ダミアン・ハースト
・享年24歳ポエトリーラップの天才、不可思議/Wonderboy の「生きる」